龍如スーツ考:シングル編








ダブル編に引き続き、シングルスタイルを選んだメンバーについても検証していきたいと思います。思いますがその前に。
最初の萌え検証の時にも書いたのですが、日々是の検証ネタはあくまでも日々是の視点 というかこじつけ切り口(=ユカリが妄想捏造文を書く土台)というだけで、他の方の 設定を「ありえねぇ!」と切り捨てるつもりはありません。その辺よろしく差し引いて 読んでやって下さい。


前回も書きましたが、シングルを着用しているのは以下の面々です。

【シングル】
桐生一馬(1・2)/風間新太郎※(1・2)/真島吾朗※(1・2)/一輝(1・2) 須藤純一(1・2)/新藤浩二(1・2)/神宮京平(1)/堂島大吾※※(2) 郷田龍司(2)/高島遼(2)/瓦次郎(2)/倉橋渉(2)
→※風間さんは三つ揃え、兄さんはジャケットですがシングル扱いとします。
→※※龍如2:9章の寺田本葬時のみスーツ着用


今現在(2007年)シングルスーツでの流行りは、というと

「ゴージラインが高い」

と言う部分が一番顕著でわかりやすいと思います。
前にも書きましたが、ゴージラインというのは上襟と下襟がぶつかる場所の縫い目を指します。あれがここ10年くらい、肩に近い位置まであがってきているんですよ。コレをちゃんと押さえたスーツを着ているのは龍司です。彼の場合はわかりやすく「ああお洒落なんだな」と言う感じですが、実は意外な人もこの流行を押さえています。

桐生一馬と瓦次郎

意外ですよね〜。二人ともお洒落にすっごく無頓着そうなのに。
桐生チャンは塀の中で1240と呼ばれていた頃、テレビがニュースになった途端画面に釘付けになるタイプだったかもしれません。当然周りには「このインテリやくざが」とか思われたでしょうが、実はスーツの流行を気にしているだけ、っての、ちょっと可愛いくないですか?新聞とかもちょこちょこ(一生懸命)目を通す桐生一馬。
ま、桐生チャンにとってスーツは戦闘服ですしね。気になるのも当然と言えば当然と 言えそうです。そんな桐生チャンが龍如1の時に選んだのは

高めのゴージライン・3つボタン・剣襟・袖口は4つボタンでボタンホール有

のシングルでした。これで袖口が本切羽でボタン全掛けとかだと尚お洒落v
シングルに敢えて剣襟合わせてくるところは派手好きな極道気質、と言ったところでしょうか。襟幅がもうちょっと細くて、袖口ボタンの間隔がもう少し狭かったら、言うことなかったンですが、そこは10年前に仕立てたスーツ、ということでお洒落と解釈しておきます。(実際あの頃からゴージは上がり始めてましたし。襟の幅も長さも当時でいえば、お洒落な方だと思います。)
ちなみに龍如2になるとフロントのボタン数が3から2に減ります。襟も剣襟からセミノッチド(半菱襟)に変え、幅を細く長さを長くしています。所謂一般的なスタイルに変えているわけです。ただ、よーく見ると袖口のボタン数が変わってないんですよ。普通前が2個なら袖は3個です。なのに4個。袖口ボタンを4個にしたいなら、段返りを選んでも良かったんじゃないかなーと思う部分はありますが、遥 に 合 わ せ て 堅気っぽいデザインを一生懸命選んだンだろうということは伝わってきます。愛だねvでもボタンホールが消えてるトコはちょっと残念。

龍司は体格的に言ったらダブルの方が似合うタイプですが、まだ流行がダブル復帰して無いためか、敢えてシングルを選んでいるように見えます。また、若い世代に流行りの3つボタンではなく、2つボタンを選んでいるのは、恐らくあの体格の所為でしょう。ただ、シングル2ボタンはそのままだと堅気さんのビジネススーツになってしまうので、襟を半剣襟にしたり、ポケットの口に色をのせてみたりしたンでしょうね。そして桐生チャンと同じで袖口のボタン数が前2個に対して4個になっています。まあでも最近は、オーダーする際に袖口のボタン数を選べる仕様になっているところもありますので、龍司なりのお洒落ポイントなのかもしれません。(ミスターNは、袖口に5個もボタン並べてましたしね。)

この二人のようにディテールにオレ流を取り入れたお洒落ではなく、奇を衒わないスーツを着こなしているのが瓦さんです。年にあわせてかフロントのボタン数は2。袖口は+1で3。ゴージは高めで菱襟。ビジネススーツとしては王道中の王道、所謂定番スタイルです。こういった服をちゃんと選んでいるあたりに、彼の真面目さがよく現れているように思います。それをただ、かちっと着るのではなく、さらっと着崩して現場スタイルにしちゃうところも非常にお洒落で良いですよね〜vこういう人はスーツ一着で、会議・デート・現場・平服での結婚式・夜遊びまで上手にこなしてくれるでしょう。
ということで、シングルスーツにおける龍如界お洒落大将の栄誉は瓦さんへ進呈。

なお、なかなかコートを脱いでくれない神宮はお洒落度合いが測りにくいですが、遥誕生時に撮影した写真を見る限りでは、結構お洒落だと言えそうです。9年前のスーツであることを考えればあのデザインは決して古くありません。





じゃあ逆に無頓着なのは誰でしょう。
実はこちらも物凄く驚きのメンバーになりました。

須藤と高島と新藤と倉橋

林も微妙〜なトコです。
須藤や高島はお洒落なイメージがあるかもしれませんが、このふたりのスーツに対する無頓着ぶりはちょっと笑ってしまうほどです。ひょっとすると、彼らにとってスーツは「着られればいい」程度のアイテムなのかもしれません。須藤に至っては「制服の方が気楽」とか思ってそうです。まあ、眼鏡か顔そのものにコンプレックスがあってあの型を選んだかもしれませんが、それにしても古すぎやしませんか、その襟。今は出来合いのスーツ買ってくるだけでも、充分流行りを押さえられるはずなので、須藤・高島は、大学卒業以来スーツを新調していない、ということになりそうです。新藤に至ってはありゃもうバブル期以前と言うより戦前の型じゃなかろうか?という有様です。お洒落な錦がよくあの出で立ちを放っておいたもんです。(ちなみにこの型と同じなのは龍如1のときの須藤もだったりします。)
ということで、シングルスーツ部門、龍如界お洒落無頓着大将の座は新藤に進呈。


無頓着なのかお洒落なのか微妙なのは一輝です。
なぜならフツーあり得ないくらい低い位置に胸のポケットがついているからです。しかも其処に赤いチーフいれてますからね。全体が白いスーツですし、あのチーフは否が応でも目立ちます。これにゴージをあわせると自然と低めに纏まりますが、これ、故意なんですかね?このやり方は真島の兄さんがジャケットに使ってる方法ですよ。ゴージ付近に見せたいものを持ってきて、顔に目をいかせないってやつです。(真島の兄さんは丁度彫り物とバッジが揃う位置までゴージを下げています。)実は一輝って顔ではなく個性で売り出してる不思議系ホストってコトなんでしょうか???袖口のボタン数が2個なのは彼なりのお洒落ポイントかもしれませんが、襟幅が太いのはちょっと微妙な気がします。


そして笑っちゃいけないけどスーツくらいちゃんと用意しておけよ大将は大吾です。 あの(寺田本葬時の)スーツ、いったい誰のですか。 成人式の頃に仕立てたものだったとしても、ちょーっと型が古いんじゃないでしょうか。あ、ひょっとして桐生チャンが喧嘩葬儀の時に着てたやつを、お下がりで貰った?<実は型が似てる  世良会長の本葬時は桐生チャン、葬儀屋に紛れて本部に入り込む予定だったから、それでよかったのかもしれませんが…。大吾、アンタが葬儀屋スタイルでどうすんの。龍司が寺田の弔問にきたあのシーンは、どちらかというと柏木さんが葬儀屋呼ばわりされている所の方が印象的ですが、あの時柏木さんがしていた格好は、

6ツボタンをスプレッドアウトに配置して1掛け。襟は剣襟。

こんな派手な葬儀屋いたら吃驚です。龍司もお洒落な人ですから、柏木さんがあの中で一番洒落た出で立ちであることををしっかり見抜いて挑発したんでしょう。(でも見事にかわされてましたけどね。挑発としては、香典積み上げの方が有効でしたし。)龍司に葬儀屋呼ばわりされた所為で柏木さんお洒落無頓着説が多いようですが、真逆の説もこじつけられますよーというご紹介でした。


ということで、シングルスーツ編はこの辺で〆としまして、以下、ボタンの並びは1列だけど、シングルスーツのカテには入らない二人(風間さんと真島の兄さん)をご紹介。


風間さんはシングルでもダブルでもなく、スリーピースというスーツの原型にあたるものを着用しています。日本では三つ揃えと呼ばれるもので、ベストを中に着用するスタイルです。シングルにベストを合わせるとスリーピースになると勘違いされることがままありますが、シングルスーツとスリーピースは、まったくの別物です。(一つ一つのパーツがかなり違ってくるんですよ。)ということで、実は風間さんも虎親父と同じ様にちゃーんと伝統的なお洒落を楽しめる人なんです。
また、風間さんはネクタイがよく変わります。そう言う意味でも結構お洒落です。となると、ダブルに菱襟を合わせてきたのは彼なりの拘りだったかもしれません。ま、作ったのも12年(13年?)以上前みたいですしね〜。<龍如1で風間さんが着ているダブルは極道の定番ともいうべきブラックスーツ。
ジングォン派殲滅大作戦の時はシングルでしたから、その後時代の流れに乗ってダブルを仕立て、脚を失って杖が必須アイテムになった後は、どうせなら杖ごとお洒落しよう、ということで、スリーピースを選んだと見れば相当お洒落なんじゃないでしょうか。<元々スリーピースはハット、ステッキ、マントが必須アイテムでした。
更によく観察すると、風間さんは自分が脚を失ったとき(と同じ型)のスーツを、緊急幹部会と埠頭戦で着用しています。埠頭戦に至っては、船を下りるときに わ ざ わ ざ着替えているんです。(埠頭戦直前に船内で話しているときはスリーピース。)

風間さん…そのダブルのスーツはどんだけ勝負服なんですか。

というかこの事実だけで妄想大爆発ですよ。
前線を退く切っ掛けになってしまったスーツを、最後の戦争始めるために、わ ざ わ ざ 引っ張り出したようにもみえるんです、くまには!(ビョーキw
だって他では必ずスリーピースの風間さんが、敢えて幹部会にダブルのブラックスーツ着用で現れてるんですよ?(しかも嶋の車が門に寄って来たとき、わ ざ わ ざ 振り返っているンですよ!車が止まるより前に。<嶋風病炸裂)船内でもスリーピースを着用してたのに、わ ざ わ ざ 着替えて嶋と対決しようとしてるんですよ?

コレがわざとじゃなくてなんだというのです!(バンバン<机を叩いているらしい。

…フー。すいません、取り乱しました。
あ。嶋風嶋風言ってますけれど、この二人にしろくまが求めるのは、「喧嘩するほど仲がイイ」という日常だったりします。くっだらないことを、日々大本気でぎゃいぎゃい揉めててくれたらくまは幸せv ラーメンは醤油派か味噌派かで揉めてても嬉しいくらい。


前線を退く、復帰する、というキーアイテムに服を使っているのは、真島の兄さんもだったりします。桐生チャンと同じく、1と2でジャケットの形を変えているのですが、変化の方向性が凄く兄さんらしい、というか何というか。非常に面白いんですよ。
前から見てもあまり変わっていないけれど、後ろから見ると違いがあるんです。1では極道だった兄さんですが、2では堅気ですね一応(一応)。 本人なりにこの二つを区別しているような変え方になっているのです。というのは、1のときはサイドベンツを入れた動きやすさ重視のジャケットでしたが、2のときはノーベントのジャケットになってます。ベントというのはスーツの後ろ身頃、腰から下にかけて入っている切れ込みのことです。もともと乗馬時に動きやすさを確保するために入れたものですから、フォーマルには必要ありません。
や、兄さんのあのヘビ柄ジャケットがフォーマルだと言うわけではありませんよ? ただ、龍如2になって、動きやすさを捨てた作りのジャケットを身につけている、と言う所が、本人なりに「前線を退いた」という意思表示のようにも見えるなぁ、と思ったわけです。しかも、兄さんは桐生チャンとの約束守って千石組の急襲を止めたときは、ジャケットを身につけず戦っています。(闘技場では、桐生チャンも上着を着ないので、あれがデフォスタイルなんだと考えています。)
上記の通り、ノーベントのジャケットが堅気の証と考えるならば、上着を捨て、背中の般若を全開にして戦うということは、封 印 解 除 の一種なのかもしれません。桐生チャンとの約束を守るために、一時とはいえ堅気であることを捨てたわけですよ。

愛ですよねぇ。<どうやらコレが言いたかったらしい。

でも彫り物は虎親父とお揃いなんですよね。(コレも愛だよね!)
兄さんが堅気になった原因が虎親父で、一時とはいえ堅気を捨てた原因が桐生チャン。そんな兄さんだったらいいなぁ、とMDMAでは思っています。




最後に。ムービーを何度も見ていたら愉快なことも発見してしまったのでご報告。

・倉橋の袖口ボタン数が、一つのムービー内で3個→4個になる場所があります。
・柏木さんのスーツの襟が1回だけ突然菱襟に変わります。

どんだけ急いで作ったの龍如2。スタッフさんしっかりしてー。



ということで、龍如世界のスーツデザインを、同人視点で分析してみよう!でした。最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたらお礼申し上げます。ダブル編・シングル編と長々とお付き合い下さりありがとうございました。はー、すっきりしたv










('07年6月2日 日々是より)




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